審美歯科とは
一口に「歯医者さん」といっても、看板やホームページ広告などを見ると色々な診療科目が書かれていることに気付きますね。
しかし、医療法で規定されている歯科医院の診療科目は「歯科」「小児歯科」「矯正歯科」「歯科口腔外科」の4つだけだということをご存知でしょうか。
最近見聞きすることが多くなった「審美歯科」などは、実は医療法上は標榜することが認められていない名称なのです。
しかし実際には、大学病院の特殊専門外来として存在していますし、一般の歯科医院でも「審美歯科」の広告をしています。
あくまでも一般歯科の自由診療部分として、歯を美しくする施術を提供していると考えて良いでしょう。
ですので、審美歯科ということを広告に謳っていても、実際の診療科目欄に審美歯科という記載はしていません。
だからと言って、審美歯科が違法な治療をしているというわけではなく、日本歯科審美学会というものも存在し、機能面だけではなく審美面での治療を行うことはとても大切なことと言えるでしょう。
医療法で標榜することが認められた診療科目ではないものの、審美歯科は広く認知されているというのが実際です。
さて、審美歯科では実際にどのような治療が行われるのでしょうか。
一般的な歯科医院は、虫歯の治療などといった「病気を治す」ということが最大の目的です。
しかし、歯は食事をしたり、会話をしたりするために必要であるという「機能」的な面はもちろんですが、他人に与える印象に大きな影響力を持つものです。
白く、そして整った歯並びの人が歯を見せてつくる笑顔は、相手にとって非常に良い印象を与えますよね。
しかし逆に歯がヤニで汚れて真っ黒だったり、歯並びが悪かったりすると、同じ人でも大きく印象が異なってしまうでしょう。
つまり、歯は機能面だけではなく、見た目の美しさ(審美性)も非常に大切ということなのです。
そこで登場したのが審美歯科です。
病気を治療するのではなく、美しさを追求するという意味においては、美容整形などと同じような感じと考えても良いでしょう。
もちろん、健康保険の適用外となる自由診療となりますので、それなりの費用がかかりますし、同じ施術でもそれぞれの歯科医院によって費用が違ってきます。
美容整形業界などでも、よく手術の失敗例などを聞くことがありますが、やはり審美歯科についても安心して任せることができる歯科医院なのかということをしっかり見極めることが大切ですね。
審美歯科治療を行っている歯科医院であれば、事前のカウンセリングや無料相談などを実施しているところが多いでしょうから、まずは納得いくまで話を聞くということが大切です。
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